11月30日(水) 【会場】 富士フイルム西麻布本社1階ホール
A プログラム 生命の力
10:00 優秀撮影賞(特殊撮影)
『共生のはじまり』 32分
The Beginning of Symbiosis
製作:(株)アイカム
クライアント: (財)日本ビフィズス菌センター
100兆個という腸内の共生細菌は私たちとどんな関係にあるのか。共生細菌が全くいない無菌マウスでは、消化管の形も正常に発達できない。共生は、生命本来のありかたなのだ。
10:33 部門優秀賞【ソーシャル・コミュニケーション部門】
『驚異の再生力の謎に挑む
ERATO 長谷部分化全能性進化プロジェクト』 29分
Unraveling the Mystery of an Amazing Regeneration Ability
ERATO, Hasebe Reprogramming Evolution Project
製作:ライフムービー(株)
クライアント:(独)科学技術振興機構
モデル生物として知られるヒメツリガネゴケの再生のしくみを解き明かすために研究プロジェクトが狙いを定めたのは、存在すらしないかも知れない謎の遺伝子だった。
11:03 優秀企画賞(自然環境)
『里湖 八郎潟物語』 88分
SATOUMI Story of HATIROU Lake
製作:(株)群像舎
わが国第二の湖だった八郎潟。国は戦後の食糧増産を目的に巨費を投じ干拓。だが、5分の1となった湖は水質悪化を辿る。八郎潟の再生・復活を願う湖畔住民の奮闘物語。
A プログラム 産業技術の力
12:50 部門優秀賞【コーポレート・コミュニケーション部門】
『絵師たちの想いを紡いで 松島図屏風 』 9分
Connecting Painters with their Passions
"Waves at Matsushima"
製作:(株)電通クリエーティブX
クライアント:キヤノン(株)
フリーア美術館に所蔵される門外不出の名品・俵屋宗達筆「松島図屏風」を複製し、元の所蔵元である堺の祥雲寺に戻す。そこに生まれた歴史や国境を越える人々の交流を描く。
12:59 部門優秀賞【コーポレート・コミュニケーション部門】
『OPTEX CORPORATE VIDEO』 21分
製作:(株)ziba tokyo
クライアント:オプテックス(株)
センサーのトップシェアを誇る、オプテックス株式会社のコーポレートビデオ。センシング技術で広がる未来を社員自らが語り、現場臨場感と建設的な企業姿勢を伝えている。
13:20 部門優秀賞【コーポレート・コミュニケーション部門】
『Information Revolution
ソフトバンク「創立30周年事業」ビジョン映像』 4分
Information Revolution
SoftBank 30th Anniversary Corporate Vision
製作:(株)電通テック
クライアント:ソフトバンク(株)
ソフトバンク創業30周年を契機に制作。「情報革命で人々を幸せに」というソフトバンクグループの志を、グローバルなイメージで訴えたビジョン映像。
13:24 部門優秀賞【コーポレート・コミュニケーション部門】
『デジタルカメラのできるまで 子供編』 7分45秒
How a Digital Camera is Made (Kid version)
製作:(株)パラゴン
クライアント:キヤノン(株)
小学校高学年の児童を想定して、簡単そうで実は奥深いデジタルカメラの仕組みとでき上がるまでの過程を、レンズ、センサー、映像エンジンを中心にわかりやすく解説した。
13:32 優秀作品賞(準グランプリ)
『Welcome to EVERLEDS Lighting Museum』 10分40秒
製作:(株)モンタージュ
クライアント:パナソニック電工(株)
「光の質」を追求する、パナソニック電工のLED「EVERLEDS」の新商品群と、その照明技術を紹介。International Lighting Fair 2011のパナソニック・ブース、テーマ映像。
13:43 部門優秀賞【コーポレート・コミュニケーション部門】
『姫路城大天守 保存修理工事 素屋根工事編』 15分
Restoration of Himeji Castle Main Keep
製作:(株)カジマビジョン
クライアント:鹿島建設(株)
約半世紀ぶりに行われる姫路城大天守の修理工事に先駆けて実施された、巨大な素屋根の架設工事。この大プロジェクトの概要を、「昭和の大改修」の資料映像も交えて紹介した工事記録映像。
14:00~15:00
トークセッション PART-1
短編映像の過去・現在・未来 ~吉原順平氏にきく~
(『日本短編映像史~文化映画・教育映画・産業映画』出版記念)
映文連HPに連載してきた吉原順平氏の「ショートフィルム再考」が11月末に書籍としてまとめられ岩波書店より出版されます。この本は短編映像の流れとそれを担ってきた製作者の歩みを通じて、戦前・戦後の映像文化の一断面を描くものです。出版を記念して著者の吉原氏に短編映像の過去、現在、未来について語ってもらいます。
- ゲスト:
- 吉原 順平 氏(映像プランナー)
- 聞き手:
- 原田 健一 氏(新潟大学教授)
B プログラム 文化伝統の力
15:00 部門優秀賞【ソーシャル・コミュニケーション部門】
『釉裏金彩 吉田美統のわざ』 31分
YURI-KINSAI The Art of YOSHITA Minori
製作:山陽映画(株)
クライアント:文化庁
重要無形文化財「釉裏金彩」保持者である吉田美統氏の複雑で精緻な「わざ」を、構想段階から克明に記録し、その深いメッセージ性を表現する。
15:31 部門優秀賞【ソーシャル・コミュニケーション部門】
『にっぽん農紀行 ふるさとに生きる
~人と蚕がつむぐ営み~ -群馬編-』 26分
The wind of country
~Bring you the life in rural~ Gunma pref, ver.
製作:(株)読売映像
クライアント:(社)家の光協会
近代日本の礎となった生糸産業を支えてきた日本の養蚕農家。養蚕に生涯を捧げ、今なお現役で蚕を飼育し続ける群馬県のある養蚕農家とその地域を一年間にわたって取材した作品。
15:57 部門優秀賞【ソーシャル・コミュニケーション部門】
『加賀象嵌 中川 衛 美の世界
-新たな伝統を創る-』 39分
Kaga Zougan The Aesthetic World of Mamoru Nakagawa
~Creating a New Tradition~
製作:(株)毎日映画社
クライアント:(財)ポーラ伝統文化振興財団
「人間国宝」、加賀象嵌の第一人者、中川衛氏。最新作、「夕映のイスタンブール」の製作工程を追いながら、デザインと技術に投影される氏の生き方を描いている。
16:36 優秀企画賞(地域文化)
『140年の時を超えて 箱館奉行所』 17分
Hakodate's Magistrate Office:
History Reborn After 140 years
製作:北海道映像記録(株)
クライアント:函館市
箱館奉行所は徳川幕府の蝦夷地政策の要として元治元年(1864)完成し、僅か7年間だけ存在した幻の建物。140年の時を経てどう復元したかを記録し、後世へ伝える映像作品。
16:53 部門優秀賞【ソーシャル・コミュニケーション部門】
『よみがえる琉球芸能 江戸上り』 69分
Edonobori-The Spirit of Ryukyu-
製作:(株)シネマ沖縄
クライアント:蘇る琉球芸能 江戸上り 映画製作実行委員会
薩摩支配下に置かれた琉球国は、芸能使節団を江戸に派遣することになった。これを「江戸上り」と呼んだ。その江戸上りを160年ぶりに復元しようとしている人たちの物語である。