ごあいさつ

会長 善方隆
会長 善方 隆
公益社団法人映像文化製作者連盟(映文連)は、映像文化並びに映像産業の振興を通じてわが国の教育・文化の向上、産業・経済の発展に貢献する団体です。具体的な活動としては、映像コンテンツの質的改善を図るための映像祭の主催、映像製作者の地位向上、適正な製作費の確保と著作権に関する環境整備、映像の新しい価値の発見と普及、映像ビジネスに関わる情報提供、国境を越えた国際交流促進、映像の利用啓発促進、映像製作者人材育成等が挙げられます。

当連盟は、劇場興行映画や地上波放送とは異なり、非劇場系の映像製作会社を中心に組織されています。前身となる教育映画製作者連盟の発足は戦後の空気が冷めやらぬ1953年まで遡り、1969年に映像文化製作者連盟に改組されました。50年以上の事業展開を経て、2010年には新公益法人制度に則り、内閣府より事業内容の公益性が認められ公益社団法人の認定を受けました。

作品ジャンルとしては設立当初より短編(TANPEN)映像と言われる文化、教育、ドキュメンタリー、科学、広報、産業、自主映画、アニメーションなど多岐にわたっており、現在までに、イベント映像、バーチャルリアリティ、映像データ配信、4K8K映像、5G等々、更に幅を広げてきました。現在、映像メディア環境の激変期の中で、今後は、これまでの歴史を踏まえつつも、時代に応じた新しいコミュニケーションの実現のために多方面の関係者との連携を図っていく所存です。

当連盟は、「ショートフィルム・ルネッサンス」を掲げて2007年に開始した「映文連アワード」を更に拡大させる等、映像コンテンツが担う社会的・情報的・創造的価値、三つの価値創出を通じて、新しい時代の産業・社会・文化・教育等の発展と映像コミュニケーション産業の振興に寄与して参ります。皆様方におかれましては、私たちの活動趣旨をご理解いただき、今後ともご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。